第57回全国証券問題研究会
昨年9月に司法研修所から司法研究報告書「デリバティブ(金融派生商品)の仕組み及び関係訴訟の諸問題」が発刊されましたが、その重要性に鑑み、今大会では、早稲田大学の黒沼悦郎教授と渡辺宏之教授のお2人に、特に同報告書に対する検討をお願いし、ご講演いただきます。さらに、各地で検討された結果をもふまえて、両教授及び当会会員2名をパネラーとし、同報告書への対処をテーマとするパネルディスカッションを企画しました。
この他、勝訴判決を獲得した会員による尋問技術の講演、電話録音記録を包括的に提出することを命じた文書提出命令の報告、さらには恒例の入門講座や事件報告等も含め盛りだくさんになったため、今回は、2日目の終了時間を1時間延長して午後1時10分とさせていただきました。ぜひ多数ご出席下さいますようお願い申し上げます。
日 時 2018年3月2日(金)・3月3日(土)
場 所 2日・ITビジネスプラザ武蔵 6階 交流室 金沢市武蔵町14番31号
(JR金沢駅から南東へ歩いて約10分)
3日・ANAホリデイ・イン金沢スカイ 18階 金沢市武蔵町15番1号
(「ITビジネスプラザ武蔵」の北側に併設) 【参加資格】 本研究会の参加資格は、原則として、個人投資家側で証券取引被害事件,金融商品取引被害事件を担当する弁護士であり、@直近過去4大会のいずれかに出席している方、A本研究会地区幹事を含む研究会参加資格を有する2名の推薦を受けた方等に限定させて頂いております。
【主な内容】
2日(金)
午前10時30分 入門講座 安田孝弘弁護士(姫路)
(正午から午後1時まで休憩)
午後1時00分 現地挨拶 基調報告 松田繁三代表(大阪)
午後1時20分 基調講演 「司法研究報告書への批判的検討」(仮題) 渡辺宏之(早稲田大学法学部教授)
(休憩)
午後3時30分 各地からの司法研究報告書に対する意見・報告 午後4時20分 「尋問技術〜東京高裁平成29年10月25日判決も踏ま えて」 正木健司弁護士(名古屋)
午後5時30分 判決・事件報告
@ 名古屋地裁平成29年9月15日判決(仕組債事件) 大田清則弁護士(名古屋)
A 広島高裁岡山支部・和解報告 三木俊博弁護士(大阪)
B 京都地裁・和解報告 加藤進一郎弁護士(京都)
C 個人情報保護法開示請求の実践報告 加藤進一郎弁護士(京都)
D 東京地裁平成29年11月17日判決(過当取引事件) 志水芙美子弁護士(東京)
E 東京高裁平成29年9月25日判決(有価証券報告書虚偽記載) 浅井淳子弁護士(東京)
午後6時10分 研究会(1日目)終了
午後7時00分 懇親会(於:ANAホリデイ・イン金沢スカイ 18階)
3日(土)
午前8時30分 幹事会
午前9時00分 包括的に広く電話録音記録の提出を命じた大阪高裁 平成29年12月7日決定の報告 今井孝直弁護士(大阪)
午前9時30分 基調講演 「司法研究報告書への批判的検討」(仮題) 黒沼悦郎(早稲田大学大学院法務研究科教授)
午前11時00分 パネルディスカッション 「司法研究報告書への対処」 黒沼悦郎教授、渡辺宏之教授 三木俊博弁護士(大阪) 田端聡弁護士(大阪)、中嶋弘弁護士(大阪)
午後1時00分 議 事 次回開催地 その他
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