第55回全国証券問題研究会
今大会は、角田美穂子教授(一橋大学)を講師としてお迎えし、「投資信託をめぐる私法上の問題点」についてご講演いただきます。さらに、特別企画としまして、金融庁担当者からは「国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)」と題し、また、楠本くに代金融消費者問題研究所代表からは、「金融製品規制時代の幕開け〜MiFIDU、MiFIRに学ぶ製造業者のガバナンスと当局の介入」と題して、それぞれご講演いただきます。
また、恒例の入門講座や勝訴判決報告はもちろん、集団被害救済訴訟の取り組み方についてのシンポジウムといった実践的な取り組みに関する企画など、今回も盛り沢山な内容となっております。
日 時 2017年3月10日(金)・3月11日(土)
場 所 名古屋国際ホテル 名古屋市中区錦3丁目-23-3 (地下鉄東山線・名城線栄駅より徒歩2分、 JR名古屋駅より車で約5分) 【申込方法】 本研究会の参加資格は、原則として、個人投資家側で証券取引被害事件,金融商品取引被害事件を担当する弁護士であり、@直近過去4大会(奈良、長崎、京都、浜松)のいずれかに出席している方、A本研究会地区幹事を含む研究会参加資格を有する2名の推薦を受けた方等に限定させて頂いております。
【主な内容】
10日(金)
午前10時30分 入門講座 西本暁弁護士(横浜) 「凡人による凡人のための証券事件入門」
(正午から午後1時まで休憩・但しランチョンセミナー開催)
午後1時00分 現地挨拶 基調報告 内橋一郎代表
午後1時20分 基調講演 角田美穂子(一橋大学教授) 「投資信託をめぐる私法上の問題点」 (休憩)
午後3時10分 特別企画@ 池田唯一(金融庁総務企画局長)(予定) 「国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デュ ーティー(顧客本位の業務運営)」
午後4時20分 特別企画A 楠本くに代(金融消費者問題研究所代表) 「金融製品規制時代の幕開け〜MiFIDU、MiFIRに学ぶ 製造業者のガバナンスと当局の介入」
午後5時30分 上柳敏郎弁護士(東京) 「金融審議会報告等」
午後6時00分 研究会(1日目)終了
午後6時30分 懇親会(名古屋国際ホテル)
11日(土)
午前8時30分 幹事会
午前9時00分 「投資被害と集団的消費者被害回復訴訟制度」 上田孝治弁護士(神戸)
午前9時20分 シンポジウム「集団被害救済訴訟の取り組み方 〜その立ち上げから遂行上の問題点」 コーディネーター:三木俊博弁護士(大阪) パネリスト:松田繁三弁護士(大阪:レジデンシャル ワン事件)、荒井哲朗弁護士(東京:アーバンコーポ レイション事件外)、吉田泰郎弁護士(香川:東芝粉 飾決算事件) (休憩)
午前11時00分 判決・和解報告 @東京高裁平成28年11月30日判決(レジデンシャルワン) 塚田裕二弁護士(東京)
A東京地裁平成28年12月20日判決(FOI粉飾決算上場事件) 塚田裕二弁護士(東京)
B和解報告・神戸地裁姫路支部平成28年11月1日和解 (個別株についての説明義務違反)外) 石井宏治弁護士(姫路)
午前11時55分 議 事 次回開催地 その他
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