第54回全国証券問題研究会

 今大会は、山田剛志教授(成城大学)を講師としてお迎えし、「銀行によるデリバティブ取引と法人顧客の適合性」(仮題)についてご講演いただきます。また、信任義務に関して、今川嘉文教授(龍谷大学)に「信認義務法理と民事損害賠償での使い方」(仮題)についてもご講演いただきます。
 さらに、今大会では、デリバティブ取引のみならず、「ワークショップ 外務員模擬尋問」や商品複合型被害事件へのアプローチなどの具体的な事件処理に関わる技法やテーマについても企画をしていますし、恒例の入門講座では証券実務の経験ある会員に講義をお願いしています。勝訴判決報告なども含め、今回も盛り沢山な内容となっております。


日 時   2016年9月2日(金)・9月3日(土)

場 所  2日・ヤマコーホール
         
山形市香澄町3丁目2-1山交ビル7F
          (JR山形駅東口 徒歩5分)

        3日・山形国際ホテル
         
山形市香澄町3丁目4-5
          (JR山形駅東口 徒歩5分)
 
 【申込方法】  
 本研究会の参加資格は、原則として、個人投資家側で証券取引被害事件,金融商品取引被害事件を担当する弁護士であり、@直近過去4大会(奈良、長崎、京都、浜松)のいずれかに出席している方、A本研究会地区幹事を含む研究会参加資格を有する2名の推薦を受けた方等に限定させて頂いております。
                

  【主な内容】

2日(金)

 午前10時00分 入門講座@ 正木健司弁護士(愛知)

             〜証券取引被害救済の基礎と実践
               −信用取引過当売買事件を題材に

 午前11時00分 入門講座A 桜井健夫弁護士(東京)
             「最新金融商品の消費者問題」、
             「証券問題研究会入門講座」(適合性原則と実務)

 (午前12時15分から午後1時まで休憩・但しランチョンセミナー開催)

 午後1時00分  現地挨拶  
            基調報告  内橋一郎代表

 午後1時20分  基調講演@
            山田剛志(成城大学教授)
             「金融機関の説明義務と適合性原則」
             〜デリバティブ取引に関する取引を中心に
 (休憩)

 午後3時30分  基調講演A
            今川嘉文(龍谷大学教授)
            「信認義務法理と民事損害賠償での使い方」

 午後4時15分  上柳敏郎弁護士(東京)
            「フィディシャリー・デユーティに関する金融審市場WG
            の動き」

 午後4時40分  ワークショップ
            「外務員模擬尋問〜30年債被害事件を題材として」
                  (横浜研究会、神戸研究会、大阪研究会)

 午後6時00分  研究会(1日目)終了

 午後6時30分  懇親会(山形国際ホテル)


3日(土)

 午前8時30分  幹事会

 午前9時00分  「東芝粉飾決算事件報告」
                           吉田泰郎弁護士(香川)

 午前9時30分  「商品複合型被害事件へのアプローチ」
                           加藤進一郎弁護士(京都)

 午前10時00分 「適合性原則を実務にどういかしていくか」(仮題)
              安枝伸雄弁護士(京都)、大迫惠美子弁護士(東京)

 (休憩)

 午前11時20分 判決報告
         @東京地裁平成28年5月23日判決(くりっく株365)
                           太田賢志弁護士(東京)

         A東京地裁平成28年6月17日判決(仕組債)
                           島幸明弁護士(東京)

         B東京地裁平成28年6月28日判決(レジデンシャルワン)
                           塚田裕二弁護士(東京)

 午前11時55分  議 事
             次回開催地  その他